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肌老化の原因、実はその80%は紫外線によるもの

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気温が少しずつ高くなり、春の足音が近づいてきました。
まだまだ外気の乾燥に対してケアをしていく必要がありますが、これから強くなる紫外線に対しても対応出来るよう準備をしていかなければなりません。
「そんなに紫外線が強くないからまだ大丈夫」
と思っているそこのあなた・・・肌老化の80%は紫外線が原因であるということはご存じですか?
本来紫外線対策は年中必要なものですが、徐々に紫外線が強くなる3月は特に油断大敵ですよ!

今回は、紫外線の種類や日焼け止めの数値など、基本的なお話しをさせて頂こうと思います。

◆紫外線の種類
紫外線は、UV-A、UV-B、UV-Cの三つに分かれています(下記図参照)。
波長の短いUV-CとUV-Bの一部に関しては、オゾン層に吸収されるため地表には届きません。
吸収されなかったUV-BとUV-Aが、肌に影響を与える紫外線の波長です。
肌の老化はこれらの紫外線の影響が約80%を占めていますので、紫外線に対するケアがとても大切だと言えます。

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UV-AとUV-Bはそれぞれ作用する場所や与える影響が異なります。

UV-Aは「生活紫外線」と呼ばれており、真皮層まで届きハリや弾力の土台を崩すため、深いしわやたるみへと繋がります
UV-Bは「レジャー紫外線」と呼ばれており、おもに表皮に作用し肌を焦がします。乾燥、シミ、しわ、肌荒れへと繋がる紫外線です。この影響は急激で、肌が赤くなる、黒くなるなど、目で見て分かる影響が表れます。
一方、UV-AはUV-Bのように目で見て分かる影響がすぐに出るわけではないため、肌に作用していることに気付きにくく油断しやすいのです。そのため、影響が分かりやすいUV-Bが弱まっている冬の間などは、紫外線対策をとらないという方が多くなります。
しかし、シミの元になるメラニンは紫外線を感じることでつくられるため、年中紫外線が降り注いでいることを考えると、季節を問わず対策をとることが賢明と言えます。

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上図を見てみると、2月後半頃から紫外線量が徐々に増え始めていますので、しっかり対策をとることで光老化を防ぐことに繋がります。

◆日焼け止めのSPFとPAって?
日焼け止めに記載されているSPFやPAの数値。一体どのような意味があるのでしょうか?

・SPF
SPFとはSun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)の略で、UV-Bによる肌がヒリヒリと赤くなるような炎症をどれぐらい抑制できるか(炎症が起きるまでの時間をどれだけ引き延ばせるか)を表したものです。
一般的に、SPF1あたり20~25分と言われていますので、SPF50の場合、1,000~1,250分(16~20時間)紫外線による影響を引き延ばせるということになります。

・PA
PAとはProtection Grade of UV A(プロテクション グレイド オブ UV A)の略で、UV-Aによる影響からどれだけ守ることができるかを表しています。
効果のレベルに応じて以下の4段階に分けられています。

PA+      ・・・効果がある
PA++      ・・・効果がかなりある
PA+++    ・・・効果が非常にある
PA++++     ・・・効果が極めて高い
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数値が高いからといって、かならずしも肌に負担がかかるわけではありませんが、用途に合わせて使用するということも一つの方法です。
数値だけにとらわれず、香りやテクスチャーなどの使用感も指標にすると、自分に合った使いやすい日焼け止めが見つかるかもしれませんね。